自分のベースは楽しければそれでいい! なんですが、たまには100%直球勝負するのもいいのかなと思い書く事を
決意しました。 そして、物議をかもしだすかもしれないので、言っておきます。
自分達が本当に知っている事は何もない。 唯一知っているのは何も知らないという事。
これ、哲学を勉強した時に習った言葉。 成績はD(最低ランク)だった哲学でしたが、この言葉だけは凄く響きました。
これを踏まえて自分が考える着地について書きます。
ながーくなるので、読む方は覚悟してください。
できるだけ万人に分かりやすく書きます。
まずは、衝撃吸収をするために。
椅子の上(あ、高すぎるかも。20cmぐらいの高さで十分です)から前に飛び降りてみてください。 勿論裸足で。
どこで着地すると思いますか? フォアフットですよね?
体が勝手にそう反応してくれるんです。
で、その理由は、フォアフットで着地すると足底筋が衝撃吸収と
して使われ(アーチの所) 膝が自然に曲がる事によってヒラメ筋
(脹脛)や太ももの所に衝撃が行く形となります。
これ、踵から行くとどうなるんでしょう。まず足底筋は
使われず踵の骨に衝撃が伝わりそれが足首(の関節)に伝わり脛の(骨)に伝わり
膝関節へと行くんです。 関節はあくまで曲げる為にあり
衝撃吸収のためにあるわけではないため、これを繰り返すと
軟骨がすり減ったりして膝を痛めたりすると考えられています。
だからこそ、シューズの会社は競って踵に高性能の
衝撃吸収剤を入れようとするんです。
裸足ランナーはこれを感じる事ができるので
踵着地が出来なくなります。
で、筋肉や腱をいためるんじゃないか?
元々筋肉は大きく分けて2つの使われ方があります。
名前は省略しますが、単純に言えば衝撃吸収する使い方と後は
普通の筋トレするときの使い方。 着地のときと
離陸の時って言えばいいでしょうか。
筋肉は衝撃吸収の時に使われる使い方の方が
断然強い力を発揮できる事は証明されています。
50kgのダンベルを手で持ち上げるのは大変だけど
持ち上げた状態からゆっくり降ろす方ができそうな
気がするのはそのためです。
なので、衝撃吸収に筋肉は使えるはずなんです。
ただ、ここで気をつけて欲しいのは肉離れ。
これは自分が悩み続けた所。関節への負担は
減ったけど、肉離れとかは。。。
ここで東洋医学の先生と出会いすっきりしました。
それは筋肉の質と食事の関係。 チーターやライオンなど
野生の動物がストレッチもウォームアップもせず
突然時速80km?とかで走っても肉離れをしないのは
食事が違うからだと。 確かに、チーターとかが獲物を追いかけている時に
肉離れするって考えにくいなあって。
ただ、自分は栄養士でも、医者でもないので
コメントは控えますが、タバコより悪いと言われていて
普段から大勢の人が体に取り入れている物が原因だと言われています。
自分が東洋医学が好きなのもこの予防医学的な所です。
ただ、普段の食事で動物のように完全自然食というのは
本当に難しい。 やっぱり色々食事は楽しみたいし。
で、この筋肉や腱が衝撃を吸収しながら伸びて行きます。
そしてバネのように伸ばされたら戻ろうとする動きを
します。 すなわち伸びた勢いを使って縮ませる事が
できるんです。 衝撃を吸収した
エネルギーを使って進む事が出来るんです。
体って本当に上手くできてるなって関心しました。
ここで思い出す言葉は
レオナルドダビンチの
”The human foot is a work of art and a masterpiece of engineering”
一言で訳すと、”足って凄い!” 爆)
無駄をなくすために。
踵から着地をすると体より足が前にきます。
これって着地の時にブレーキをかけた状態になります。
プールで歩く事を考えてください。 踵から着地しようと
すると前に進めません。 ブレーキをかけずに前に進むには
体を前に倒して着地を体の下に持ってくるしかないんです。
そして体を下に持ってくると自然にフォアフット着地する事になります。
これは普通に感じれるかと。
さて、この走り方、短距離の走り方??
自分がいいたいのは短距離と長距離で走り方変わるのか?って言う所。
もし長距離は踵からっていうのであれば一体何メートルから切り替わるの???
ちなみに、世界記録のスピードをグラフにしてみると、急激に遅くなるのが400mから800m
の間。 ってことは800m以上はフォアフットで走れないって事?
自分も実際やってみるまで本当にこの走り方でハーフマラソンとかフルマラソン走れるのかは半信半疑だった。
でもよくよく考えてみれば出来る事がわかる。
さっきの筋肉の使い方を思い出して欲しい。着地の時と離陸の時。 離陸の時の使い方で
長距離走れるのであれば、着地の時の使い方でも長距離を走れるはず。
しかも、フォアフットで着地すればこの着地と離陸がセットで上手く使える訳だから。
ただ、今まで踵の分厚いシューズで走ってきた人達はこの着地の衝撃に、しかも長い距離を走るのに
耐えるだけの筋力が備わっていないんです。 だからこそ初めは1km走っただけでも筋肉痛になる。
足がパンパンになる。 よくエリート選手が初心者に、お前にまだ薄いシューズは筋力がないから
無理だとか言ったりするが、それはそういう事と大きく関わっている気がします。
これが裸足で育っていれば問題ない。実際アメリカでも裸足ランニングが今のように流行る前に
実行していた人達の話を聞くと大体子供の頃農場とかで常に裸足で走り回っていたと言っていた。
自分は違う。ずっとシューズを履いて育っている一般的な子供。 ましてや陸上経験があったわけでもない。
大学までずっとテニスをやっていたから。 そんな自分が適応できるようになるんだろうか?
自分の体を張って試すしかないって思った。 なんせ、裸足ランニングに関する資料が本当に少なくて困った。
初めは30分ぐらい勢いで無理矢理走っては2週間ぐらい足がパンパンに張った。
でも次第に慣れて行った。 ただ裸足でフルマラソンはまずは足裏自体が全くもたなかった。
とにかくマメが出来て。そして裸足ランナーに相談したら、それは地面を蹴ってるからだよって言われた。
地面を蹴ると摩擦が起き、そこでエネルギーロスもできるし豆もできる。 足って面白い!
やがてマメもあまり出来なくなり、筋肉がパンパンにならず、マメもできずにコンクリートの上を15km
ぐらい走れるようになった。
ただ、やはり回復するのには時間がかかり、しかもこの頃にはトライアスロンになっていたので
走る量はめっきり減っていた。 でもタイムは落ちなかった。
裸足を始めた頃から月間走行距離は100km前後。 かなり少ない。
で、裸足ランニング=フォアフット? 自分はそう思います。
フォアフットで着地する時に重要になってくる足底筋。
これがシューズを履いているとシューズのアーチの所が邪魔になる。
しかも、走るペースにもよるが、ゆっくり走れば走る程踵が降りてくるんだが、
その時に踵がもの凄く邪魔になってしまう。
極端に言えばハイヒールを履いて走ってる様な感じで
ヒラメ筋(脹脛)がうまく伸ばされない。すなわち足の持っている機能を上手く使えない。
そういう意味で自分は足半やビブラムを薦めています。
でも裸足に勝る物はないと思っています。
裸足で走っている人はきっとそう思っていると思います。
もう一つ、足の捻れ。 踵は明らかに幅がせまく不安定。
このせいで足首が内側に折れてしまい、これをオーバープロネーション
といって怪我を招く原因の一つと考えられそれを防ごうとシューズの
会社は色んなものをアーチに入れたりする。 ちなみにこれは
踵から着地すると自然な動きで、これを無理に防ごうとすると
さらにそれに対抗しようとオーバープロネーションが酷くなる
データも出ています。 フォアフットだと踵は自然に
降りて来るだけでねじれたりしませんっていうより
オーバープロネーションの概念がなくなります。
長く書きましたが、短くまとめると
衝撃を吸収するのも速く走るのもフォアフット着地。
それで長距離走れるのか? 筋肉は鍛えれば強くなる、
関節はならない。 これは身をもって裸足で走らないと分からない事。
足の中の筋肉や腱をいためたら? 自分は食事を見直します。
といっても肉離れしたら? それは信頼できる医者に言ってください。
何度も言いますが私は医者ではありません。
着地を強調する理由分かって頂けましたでしょうか?
さて、シューズに関してですが、悪く書いてるように見えるかもしれませんが、
シューズのお陰で大勢の方がフルマラソンを完走できるようになった事実も
隠せません。 ゆっくり走れば踵着地でもそこまで大きな負担もなく
シューズのクッションによって衝撃も緩和されます。
なんせ、衝撃を吸収するのに筋力をそんなに必要としないわけだから
楽にゆっくり長く走れるようにしてくれています。
今のランニングブームがあるのもそのシューズのお陰だと思います。
そしてシューズを履くなら大切なのはフィット感。 感覚を大切にと言いましたが、
薦められるシューズより、自分がしっくりくるシューズを選んで欲しいなって思います。
シューズで育った人がいきなり裸足でトレーニングするのは本当に
色んな危険性を伴いますが、それと同時に色んな可能性も与えてくれると思います。
自分はいつの間にか常に裸足みたいなイメージを持たれがちですが、普段シューズも履きます。
ビブラムも履きます。 寒いと裸足じゃかじかんじゃいます。
フルマラソンもまだ裸足で走った事はありません。
ちなみに今日はナイキフリーを履いてました。 w
デザインは好き。 履き心地はビブラムが一番ですが。
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