Thursday, October 4, 2012

シューズを履いて走っている人も裸足で走っている人も

よく裸足ランニングは宗教的、思想的、哲学的と言われます。
何故なら、裸足で走る事で衝撃が減る事はデータとしてはあるものの
怪我が減るという事を証明した研究はないし、長距離においては効率はよく
なるけど、速く走れるという事を証明されてはいない。

昨日そこを学者につっこまれて気づきました。ただ、それをいってしまうと
シューズが怪我を減らすというデータが出ているわけでもなく、速く走れるという
データが出ているわけでもない。 そもそもシューズを履いている人が
裸足で長い距離を走れないので。(マメなどが出来て痛い)

衝撃吸収材自体の研究はシンプルです。 卵を5mの高さから落としても
割れない。とか。 素材の研究はシンプルです。ただ人自体の研究となると。。。

これは自分が実際に文献を読んで思ったことですが、
例えば衝撃がどれぐらいくるかを裸足とシューズで比較。

裸足で走った方が衝撃が増えるという内容の研究は
シューズをずっと履いてきた人たちがその場で脱いで走る。
今までの踵着地の癖がいきなり抜けるわけでもなく、そういう説明を
聞くわけでもなく、裸足のまま踵から着くわけだから当然衝撃は増えます。
実際にそういう研究もあります。

そして自分たちが見る情報はその表面だけ。“裸足で走ると衝撃が増える。”

結局の所、シューズを履いて走っている人もクッションが怪我をしないよう
体を守ってくれると信じている信者なのです。 メディアやメーカーに踊らされた信者なのです。メディアではいい情報もあるし悪い情報もある。メディアのいいところは色んな情報を流してくれる事。 考えるきっかけを与えてくれる事。あくまで参考にして
結局は自分で決めないといけないわけです。 後は何を信じるか?

これどっちもどっちと思うかもしれないけれども、裸足ランニングには
少なくとも感覚という圧倒的な武器があります。足裏の感覚がダイレクトに
伝わってきます。 研究で何が正しいかはわかっていないかもしれませんが、
少なくとも足裏の感覚が教えてくれる事がたくさんあります。

そしてこれだけは言えます。全ての事において研究を待っていたら手遅れになります。人間に呼吸が必要か? こんな研究いりますか?研究無くても自然にやっていることですよね? しかももしこれのデータ待っていたら
待っている間に死んでしまいます。 

必ずアスファルトはっていう人がいますが、裸足で育った人がアスファルトの
上を走って関節を痛めたという話は聞いたことがありません。
シューズを履くようになってからアフリカの選手でも怪我をしたりするっていう
のはよく聞きます。

ランニングシューズを履く人と裸足の人が混在するハイチでランニングコーチを
している人のコメントは本当に考えるに値するものだと思います。
“裸足の人達で怪我した人は一人もいない。だから裸足だと色んな怪我を防げると
信じています”と。  実際に裸足で育っている人達の間に現代人がかかえている怪我や故障の報告は0と言われています。 医療費が払えないから? アスファルトがないから? ブラジルの選手はサッカーを子供の時にアスファルトの上を裸足でやります。 

そして、今もこうしている間に故障して走れなくなっている人がいます。
経験、勘、感覚。研究は後からついてくると信じています。
特に分厚いシューズを履くとこういったものは鈍ってしまいます。
そういう意味では私も裸足ランニングの信者なのかもですね。

全部裸足で走るなんて一言も言っていません。少なくとも少しだけでも
(一週間に一回ぐらいだけでも)裸足トレーニングを入れてほしい。
ただそれだけです。 走る感覚を取り戻してほしいなぁ。

といったうえで、速く裸足の研究がどんどんやってもらえるようになって欲しいですね。

あ、気を付けてほしいのは、裸足で育った人は怪我の報告がないといいましたが
今までずっとシューズをはいて育った人が裸足になって(やりすぎて)怪我をする
というのはよくある話です。 色々調べて、そして足の裏からのメッセージを聞きながら少しづつ取り入れていってください。 

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